1)歯医者が怖くて長い間行けなかった
歯医者が苦手で、少しずつ悪くなっていってもなかなか勇気が出なかった方です。欠損の放置により
噛みあわせが歪んでしまっています。残念ながら保存できない歯もあります。歯周病と噛みあわせの
問題を考慮した、全体的な治療が必要となりました。
(噛みあわせ/歯周病/インプラント/セラミック/ゴールド/審美歯科)
インプラントと精密補綴、歯周病治療の組み合わせにより、安定した噛みあわせを作りました。
「少しずつ良くなるたびに通院が楽しくなった」と言っていただけました。今後はメインテナンスにより、
この状態を維持していきます。
2)見た目も含めて、良い状態にしてほしい
かなり歯科について調べてきた方でした。前医の根管治療やインプラントに対しての説明に不安を抱いた
ことと、前歯の歯ぐきのプクッとした膨らみに対しては水準の高い根管治療が必要だろうということで、
当院に来院されました。
(変色/根管治療/オールセラミックス/ダイレクトボンディング/ホワイトニング/インプラント/
ソケットリフト/ゴールド/根尖病変/歯ぐきのふくらみ)
奥の歯を抜いてあった部分にはソケットリフトを併用したインプラント治療をしました。
前歯の根管治療の終了後にはホワイトニング+ダイレクトボンディング+オールセラミッククラウンに
より見た目にも自然な仕上がりになりました。
3)根管治療で治してほしい(他院ドクターからの依頼)
当院では、他院から根管治療を受けることもあります。その医院で頑張って根管治療してもなかなか
治らない場合に当院に依頼してくるため、ほぼ100%難しい症例の依頼が来ます。
根管の中の細菌増殖により、根の先に大きな根尖病変ができています。CT写真の丸で囲った黒い部分には
膿がたまり、風船のように膨らみ、鼻の骨を圧迫して押し上げています。
この歯の治療中に、お隣の歯(5番)の神経も実は死んでしまっていたことが発覚し、その
歯の根管治療も合わせて依頼を受けました。治療前のCTと比較し、病変が消失していることがわかります。
上顎洞が変形するほどだった膿の袋は、影も形もなくなっています。