かい歯科クリニックかい歯科クリニック 谷町九丁目、上本町の歯科医院

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歯周病治療

Periodontal therapy

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Periodontal therapy歯周病治療

歯周病とは、歯の周りの歯肉(歯ぐき)や歯を支えている骨が溶けてしまう病気です。
日本人の成人の約80%が歯周病にかかっており、また歯の喪失原因の40%は歯周病です。
2001年には、「世界で最も蔓延している病気」としてギネスにも認定されたほど、多くの人々を苦しめる病気です。

気づかぬうちにアナタも歯周病?

歯周病はゆっくり病状が進行する慢性疾患です。そしてタチが悪いことに、症状があまり出ないまま
進行します。はっきりと症状が出たときには、もう手遅れということも珍しくありません。そうなる前に
進行を止めることがなによりも大切なのです。
歯周病は歯の表面に残った歯垢(プラーク)が歯肉に炎症を起こす「歯肉炎」から始まります。歯肉から
出血したり、腫れたりなど、ちょっとだけ違和感が出ることもあります。それを放置すると、歯肉炎は
進行して歯と歯肉をつなぎ合わせる構造が破壊されていきます。ここから、いよいよ歯を支えている骨の
破壊がはじまり、「歯周炎」にステージが上がります。

step1
step2
step3
step4
初期 重度

歯が抜けるまでの下り坂

歯を支える骨の破壊が始まると、歯の周りの「歯周ポケット」と呼ばれる溝が深くなっていきます。
歯周病菌にとって深い歯周ポケットの中は居心地がよく、どんどん増殖します。さらに骨は破壊され、
歯周ポケットがさらに深くなり、次第にグラグラと動き始め、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。
1本の歯を失うと周りの歯がそれをカバーしなければなりません。周りの歯の負担が増えると、歯周病は
坂道を転がるように悪化の一途をたどります。多くの歯を失ってしまうと入れ歯が必要になり、生活の
質はガクッと落ちてしまいます。

下り坂

歯周病治療はタッグマッチ

歯周病の原因はプラークと歯石です。これらを取り除くことが最も効果的な方法です。しかし、歯医者で
歯石をとってもらうだけで歯周病が良くなるわけではありません。歯磨きや歯間ブラシなど、ご自身での
プラークコントロールができていないと、あっという間に元の状態にもどってしまうからです。
歯科医院では表に見えている歯石を取り、お家では正しい歯磨きで歯肉を引き締め、さらに歯科医院で
歯肉の中に潜んでいる歯石を徹底的に取り除くことが歯周病治療の王道です。歯科医院と患者さん自身が
協力し、タッグを組まなければ歯周病とは闘えません。
この基本を徹底すれば、たいていの歯周病は治ります。どうしてものときは、外科的な治療も検討します。

タッグマッチ

メインテナンスがいちばん大事

すべての治療が終わったあと、当院では定期的メインテナンスの機会を作り、病気の再発や新たな問題が
できるだけ起きないようにしていきます。ただ定期的に歯石を取るだけでなく、歯磨きのテクニックが
根付いているか、気が抜けて疎かになっていないか、生活習慣からチェックすることが重要です。

グラフ